【完全保存版】高齢者向け無料スマホ教室|国の支援制度と有料教室の賢い使い方

  • 公開日:2025/12/3
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「せっかくスマホを買ったのに、電話とメール以外は怖くて使えない……」

「家族に使い方を聞こうとしたら、『前にも教えたでしょ!』と怒られてしまって、もう聞けない……」

そんなお悩みをお持ちではありませんか?そのお気持ち、痛いほどよく分かります。カタカナ用語は難しいし、画面はすぐに消えてしまうし、不安になりますよね。

でも、安心してください。今、国や自治体が「デジタルを活用して、誰もが豊かな人生を送れるように」と、全力で皆さんをサポートする動きが広がっています。

💡 無料スマホ教室は「図書館」のようなもの

無料スマホ教室は、地域の図書館のようなものです。誰でも無料で利用でき、専門の司書(講師)が本(スマホの機能)の使い方を教えてくれます。難しい本を一人で読むのは大変ですが、司書に聞けば理解できるように、スマホも専門家に教わればぐっとわかりやすくなります。

実は、お金をかけずにプロからスマホを学べる場所が、あなたの街のすぐ近くにあるのをご存知でしょうか?2025年度も継続されている国の支援事業を活用すれば、安心して、無料でスマホの基本を学ぶことができます。

この記事では、10年以上シニア世代のデジタル活用を支援してきた私が、損をしない「無料スマホ教室」の活用法を徹底解説します。今日から、あなたのスマホライフを変えていきましょう!


【2025年度継続中】総務省のデジタル活用支援事業とは?

「デジタル活用支援推進事業」とは、簡単に言うと「国が費用を負担して、高齢者の皆さんにスマホの使い方を無料で教える仕組み」のことです。総務省が主導し、2021年度から本格的にスタートしました。

💡 デジタル活用支援事業は「国の無料教習所」

デジタル活用支援推進事業は、国が運営する「無料教習所」のようなものです。車の教習所では、お金を払って運転を学びますが、この事業では国が費用を負担して、スマホという「新しい道具」の使い方を教えてくれます。教習所と同じように、プロの講師(インストラクター)が丁寧に指導してくれるので安心です。

2025年度(令和7年度)もこの事業は継続されており、携帯電話ショップや公民館などで、全国規模で開催されています。

大きな特徴は、「スマホを持っていない人」や「その携帯会社の契約者でない人」でも参加できる点です。例えば、ドコモのスマホを使っていても、近所のソフトバンクショップで開催される国の支援講座なら、無料で受講できるのです。

「スマホを売りつけられるのでは?」という心配も無用です。これは国の事業として、純粋に「使える人を増やす」ことを目的としているからです。

無料スマホ教室で学べる内容【具体例】

国の基準に沿った「標準教材」が用意されているため、どの会場でも生活に直結する便利な機能を学べます。2025年度からは、話題の「生成AI」などの新しい講座も追加されています

基本操作(電源、ボタン、電話)

役立つ理由:「画面がすぐ暗くなる」「音が鳴らない」といった基礎的なトラブルを自分で解決できるようになります。

マイナポータルの使い方(健康保険証、公金受取口座)

役立つ理由:健康保険証として利用したり、給付金の受取口座を登録したりと、役所に行かずに手続きができます。

💡 マイナポータルは「市役所の窓口がスマホの中に」

マイナポータルは、市役所の窓口がスマホの中に入っているようなものです。これまでは書類を持って市役所に出向き、長い行列に並んで手続きをしていましたが、マイナポータルを使えば、自宅にいながら24時間いつでも手続きができます。わざわざ外出しなくても、スマホが「あなた専用の市役所窓口」になるのです。

LINEの基本操作(家族との連絡)

役立つ理由:電話代を気にせず、お孫さんの写真を受け取ったり、ビデオ通話で顔を見て話したりできます。

地図アプリの使い方(目的地検索、ナビ)

役立つ理由:初めて行く場所でも迷わずたどり着けます。自宅への帰り道がわからなくなった時も安心です。

💡 地図アプリは「道を知っている親切な案内人」

地図アプリは、道を知っている親切な案内人が、ずっと隣について歩いてくれるようなものです。「次の角を右に曲がってください」「あと200メートルで目的地です」と、優しく声をかけながら目的地まで導いてくれます。迷子になる心配がなく、初めての場所でも安心して出かけられます。

インターネット検索のコツ

役立つ理由:バスの時刻表や、病院の診療時間、料理のレシピなど、知りたい情報をその場ですぐに調べられます。

オンライン診療・予約方法

役立つ理由:病院の長い待ち時間を短縮したり、自宅にいながら医師の診察を受けたりすることが可能になります。

ハザードマップ・防災情報の確認

役立つ理由:台風や地震の際、避難場所や浸水リスクをスマホで即座に確認でき、命を守る行動につながります。

⚠️ 災害時はスマホが命綱になります

災害時には、テレビや防災無線よりもスマホの方が素早く正確な情報を得られる場合があります。ハザードマップ(災害の危険度を示した地図)で、自宅が浸水地域かどうかを事前に確認しておくことは、あなたとご家族の命を守る重要な備えです。

【2025年追加】生成AI(人工知能)を使ってみよう

役立つ理由:音声で質問して献立を考えてもらうなど、AIを秘書のように使う新しい体験ができます。

💡 生成AIは「何でも知っている物知り博士」

生成AI(人工知能)は、何でも知っている物知り博士のようなものです。「今日の夕飯は何がいいかな?」と聞けば、冷蔵庫にある材料で作れるレシピを提案してくれたり、「この薬の副作用は?」と質問すれば、わかりやすく説明してくれたりします。24時間いつでも質問できる、頼れる相談相手です。

【2025年追加】文字表示電話サービス(ヨメテル)

役立つ理由:耳が聞こえにくい方でも、相手の声を文字で確認しながら通話ができます。

全国の無料スマホ教室の探し方【3つの方法】

無料スマホ教室は全国で開催されていますが、「どこで探せばいいの?」と迷う方も多いでしょう。ここでは、3つの確実な方法をご紹介します。

ステップ1: 自分に合った探し方を選ぶ(ポータルサイト/自治体/キャリアショップ)
ステップ2: 近くの開催場所と日程を確認する
ステップ3: 電話またはWebで予約する
結果: 安心して無料スマホ教室に参加!

方法1: デジタル活用支援ポータルサイトを使う

総務省が運営する公式検索サイトです。

使い方の手順:

  1. サイトにアクセスし、「講習会の検索」ボタンを押します。
  2. お住まいの「都道府県」と「市区町村」を選択します。
  3. 地図やリストで近くの開催場所が表示されるので、電話番号などを確認して予約します。

方法2: お住まいの自治体に問い合わせる

インターネットでの検索が難しい場合は、アナログな方法が確実です。

  • 市役所・区役所:「高齢者支援課」や「デジタル推進課」などの窓口で、「無料のスマホ教室はどこでやっていますか?」と聞いてみましょう。
  • 広報誌:自治体が発行する「広報〇〇」には、公民館などで開催される地域密着型の教室情報が掲載されていることが多いです。

方法3: 通信キャリアのスマホ教室を利用する

身近な携帯ショップでも開催されています。他社ユーザーも参加可能です。

au (KDDI)

  • 「au Style」や「auショップ」で開催。Webまたは電話で予約可能です。
  • 2025年度も「デジタル活用支援推進事業」に採択されており、全国で実施予定です。

ドコモ (NTTドコモ)

  • 全国のドコモショップで「ドコモスマホ教室」を開催。「総務省デジタル活用支援講座」として実施しています。
  • Web予約または各店舗への電話で申し込みます。

ソフトバンク

  • 「スマホアドバイザー」が在籍するソフトバンクショップで開催。
  • 2025年度は「生成AI」などの新講座も加わり、より充実しています。

特別事例: 東京都の移動型スマホ教室

  • 概要:2025年度から、東京都では島しょ部や西多摩地域(奥多摩町など)を中心に、機材を積んだ車両が地域を回る「移動型スマホ教室(どこでもスマホ教室)」を開始しました。
  • 特徴:近くに携帯ショップがない地域の方でも、自宅の近くまで教室が来てくれる画期的なサービスです。
  • 申し込み:「東京都どこでもスマホ事務局」(専用電話番号)への電話予約が必要です。

💡 移動型スマホ教室は「移動図書館」

移動型スマホ教室は、移動図書館のようなものです。図書館が遠い地域でも、本を積んだ車が巡回して本を貸してくれるように、スマホ教室も機材を積んだ車が地域を回って、近くまで来てくれます。交通の便が悪い地域でも、安心して学べる素晴らしい仕組みです。

無料スマホ教室のメリット・デメリット

無料スマホ教室は素晴らしい制度ですが、万能ではありません。メリットとデメリットの両方を知った上で、賢く活用しましょう。

✓ メリット

  • 完全無料:テキスト代も受講料もかかりません(※通信料は自己負担の場合あり)。
  • 公的機関の安心感:総務省の事業なので、無理な勧誘の心配がありません。
  • 同世代の仲間:参加者は同じような悩みを持つシニア世代ばかり。「できないのは私だけじゃない」と安心できます。
  • プロの講師:各キャリアの認定講師などが、分かりやすい言葉で教えてくれます。

⚠ デメリット・注意点

  • 日程が限定的:開催日時が決まっており、自分の都合に合わせにくい場合があります。
  • 集団講義が中心:個別の質問時間が短く、個人的なアプリの相談などはできないことがあります。
  • 内容が基礎的:「動画編集をしたい」「メルカリで売りたい」といった応用的な内容は対象外の場合が多いです。
  • 予約競争:人気の講座はすぐに埋まってしまうことがあります。

こんな人は無料講座だけでは不十分かも?【チェックリスト】

無料講座は素晴らしい入り口ですが、万能ではありません。以下の項目にチェックが入る方は、次のステップを考える時期かもしれません。

こんな方は有料教室も検討してみましょう

  • 自分のペースで、周りを気にせずじっくり学びたい
  • 「ここをもう一度聞きたい」と、同じことを何度も質問したい
  • 基礎だけでなく、趣味や特定のアプリ(メルカリ、YouTube発信など)を深く学びたい
  • スマホだけでなく、パソコンやタブレットとの連携も学びたい
  • 困ったときにいつでも駆け込める「相談相手」が欲しい
  • 集団の中で質問するのが恥ずかしい

→ 1つでも当てはまる方は、有料のパソコン教室・スマホ教室も検討してみましょう。

無料講座の次のステップ:パソコン教室の活用法

「有料なんて…」と思われるかもしれませんが、有料教室には「お金を払うだけの価値」があります。

有料教室のメリット

  • 完全個別サポート:あなたの理解度に合わせて進めてくれるので、置いてきぼりになりません。
  • 「100回聞いても怒られない」:多くの教室がこれをモットーにしています。笑顔で何度でも教えてくれます。
  • 幅広いカリキュラム:趣味の活用から、パソコンでの年賀状作成、詐欺メール対策まで、オーダーメイドで学べます。
  • 継続的な安心:困ったときの「駆け込み寺」として、長く付き合えます。

💡 有料教室は「かかりつけ医」

有料のパソコン教室は、「かかりつけ医」のようなものです。無料の健康診断(無料講座)で基本的なチェックはできますが、「ここが痛い」「この症状が心配」という個別の相談は、かかりつけ医でないと難しいものです。有料教室は、あなた専用の「デジタルのかかりつけ医」として、困ったときにいつでも相談できる安心感を提供してくれます。

賢い活用法

  1. まず国の無料講座で、「電源の入れ方」や「行政手続き」などの基礎を体験します。
  2. 「もっとやりたい」「ここは難しかった」と感じた部分を整理します。
  3. その部分を有料教室でじっくり習得します。
  4. トラブル時の相談先として教室を確保しておきます。

費用対効果の考え方

月額数千円〜の出費にはなりますが、それで「スマホが怖い」というストレスから解放され、ネットスーパーで安く買い物をしたり、遠くの孫と無料で通話できたりするなら、十分に元は取れます。

何より、家族に頼らず自分でできる自信は、プライスレスな喜びです。

よくある質問(FAQ)

Q1: 本当に完全無料ですか?教材費などはかかりませんか?

A: はい、総務省の「デジタル活用支援推進事業」による講座は、受講料・教材費ともに原則無料です。ただし、会場までの交通費や、ご自身のスマホを使う場合の通信料(パケット代)は自己負担になることが一般的です。

Q2: スマホを持っていないのですが参加できますか?

A: 多くの講座では、学習用の貸出機(デモ機)を用意しています。購入前に「スマホとはどんなものか」を体験する目的での参加も大歓迎されています。予約時に「スマホを持っていません」と伝えておきましょう。

Q3: 予約は必要ですか?当日参加はできますか?

A: ほとんどの講座で事前予約が必要です。特に現在は感染症対策や丁寧なサポートのために少人数制をとっていることが多く、満席になりやすいためです。電話やWebで早めに予約しましょう。

Q4: どのキャリアのスマホでも参加できますか?

A: はい、参加できます。例えばドコモショップで開催される国の支援講座に、auやソフトバンク、格安スマホのユーザーが参加しても全く問題ありません。

Q5: 家族の付き添いは可能ですか?

A: 多くの講座で付き添いは可能ですが、席数に限りがあるため、予約時に必ず「付き添いも一緒に行きたい」と確認してください。

Q6: 何回でも参加できますか?

A: 国の事業としては、基本的に何度でも受講可能です。「一度では覚えきれない」という方は、同じ内容の講座を別の日に再受講することも認められている場合が多いので、主催者に確認してみましょう。

まとめ:今すぐ行動しよう!

スマホは、あなたの世界を広げる「魔法の扉」です。「難しそう」と諦めてしまう前に、まずは無料のスマホ教室という第一歩を踏み出してみませんか?

この記事では、高齢者向けの無料スマホ教室について、初心者の方にもわかりやすく解説しました:

  • デジタル活用支援推進事業:総務省が主導する国の事業で、2025年度も継続実施中。完全無料でスマホの基本を学べます。

    携帯会社の契約者でなくても、スマホを持っていなくても参加できます。

  • 3つの探し方:ポータルサイト、自治体への問い合わせ、通信キャリアのショップ。

    あなたに合った方法で、近くの教室を簡単に見つけられます。

  • 無料講座のメリット・デメリット:完全無料で安心して学べる一方、日程が限定的で個別質問の時間が短い場合もあります。

    基礎を学ぶには十分ですが、もっと深く学びたい方は有料教室も検討しましょう。

失うものは何もありません。むしろ、知らなかった便利な機能や、安心して使える知識が無料で手に入ります。

まずは、お近くの携帯ショップに電話するか、市役所の窓口で「スマホ教室はありますか?」と聞いてみてください。その一本の電話が、あなたの生活をもっと楽しく、便利にするきっかけになるはずです。

もし一人で設定するのが不安な場合は、お近くのパソコン教室で講師に相談するのも良いでしょう。教室では、講師が隣でサポートしながら安心して進められます。無料講座で基礎を学んだ後、「もっと詳しく知りたい」と感じたことを、教室で丁寧に教えてもらうこともできます。

さあ、今日が一番若い日です。一緒にデジタルの世界への一歩を踏み出しましょう!

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