Clibor(クリボー)完全設定ガイド|初心者向けインストールから基本設定まで【2025年最新】

  • 公開日:2025/10/23
  • 最終更新日:
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Clibor(クリボー)完全設定ガイド|初心者向けインストールから基本設定まで

「Cliborをダウンロードしたけど、どう設定すればいいの?」そんな疑問を持っていませんか?

Clibor(クリボー)は非常に優れたクリップボード履歴ツールですが、初回設定をきちんと行うことで、さらに快適に使えるようになります。この記事では、ダウンロードから基本設定、定型文の登録、トラブル対策まで、専門知識がなくても理解できるように詳しく解説します。

💡 Cliborの設定は「スマホの初期設定」

Cliborの設定は、新しいスマホを買った時の初期設定のようなものです。箱から出してすぐに使えますが、Wi-Fi接続やアプリのインストール、通知設定などを済ませることで、格段に便利になりますよね。Cliborも同じで、基本設定を5〜10分かけて行うだけで、これから何年も快適に使える環境が整います。

⚠️ この記事はこんな人におすすめ

✅ Cliborを初めて使う人
✅ ダウンロードしたけど設定方法がわからない人
✅ もっと便利に使いこなしたい人
✅ 定型文機能の使い方を知りたい人

クリップNOTEからの移行を検討している方は、クリップNOTE代替はClibor一択!絵文字文字化け解決と完全移行ガイドも併せてご覧ください。


Cliborとは?3つの特徴を簡潔に

まず、Cliborの基本を押さえておきましょう。Clibor(クリボー)は、日本製の無料クリップボード履歴管理ツールです。

✅ Cliborの3つの特徴

  • クリップボード履歴管理:コピーした内容を最大1000件まで自動保存
  • 定型文機能:よく使うフレーズを登録して一瞬で呼び出せる
  • 軽量・高速:メモリ使用量が少なく、起動も0.1秒以内

Cliborを使わない場合

問題点:
・過去にコピーした内容は上書きされる
・定型文を毎回入力する必要がある
・複数の内容を連続でコピー&ペーストできない

Cliborを使う場合

メリット:
・過去の履歴からいつでも呼び出せる
・定型文を一瞬で貼り付けられる
・複数の内容を効率的に管理できる

それでは、実際の設定手順を見ていきましょう!


Cliborのダウンロード方法

公式サイトからのダウンロード

Cliborは以下の公式サイトから無料でダウンロードできます。

✅ Cliborのダウンロード先

1. 上記リンクから窓の杜にアクセス
2. 「窓の杜からダウンロード」ボタンをクリック
3. ZIPファイルが自動ダウンロード
4. ダウンロードフォルダに保存される

⚠️ ダウンロード時の注意点

窓の杜または公式サイト以外からはダウンロードしないでください。非公式サイトには、ウイルスやマルウェアが含まれている可能性があります。

ダウンロードファイルの確認

ダウンロードが完了したら、以下を確認してください:

ダウンロード確認事項

  • ファイル名が「Clibor」を含んでいるか
  • 拡張子が「.zip」になっているか
  • ファイルサイズが数MB程度(2025年版は約3〜5MB)

Cliborのインストール(解凍)

Cliborはインストーラーが不要なポータブルアプリです。ZIPファイルを解凍するだけで使えます。

解凍場所の選び方

💡 解凍場所は「アプリの住所」

Cliborの解凍場所は、アプリの「住所」のようなものです。引っ越し(移動)は可能ですが、最初に適切な場所を選ぶことで、後々の管理が楽になります。おすすめは「自分の部屋(ユーザーフォルダ)」に「Tools」という「専用の棚」を作って、そこに置くことです。

推奨される解凍場所:

  • ベスト:C:\Users\[あなたのユーザー名]\Tools\Clibor
  • 次善:C:\Tools\Clibor
  • 避けるべき:C:\Program Files\Clibor(書き込み権限の問題が発生しやすい)

解凍手順

1. ダウンロードしたZIPファイルを右クリック
2. 「すべて展開」を選択
3. 展開先を上記の推奨場所に指定
4. 「展開」ボタンをクリック
5. Cliborフォルダが作成される

Cliborの初回起動

Clibor.exeを実行する

解凍したフォルダ内のClibor.exeをダブルクリックして起動します。

⚠️ Windows SmartScreenの警告が出る場合

初回起動時、「WindowsによってPCが保護されました」という警告が出ることがあります。これは正常な動作です。以下の手順で実行してください:

1. 「詳細情報」をクリック
2. 「実行」ボタンが表示されるのでクリック
3. 次回以降はこの警告は出ません

常駐の確認

Cliborが正常に起動すると、システムトレイ(画面右下の時計近く)にオレンジ色のアイコンが表示されます。

起動確認チェックリスト

  • システムトレイにオレンジ色の「C」アイコンが表示されている
  • アイコンをクリックするとメニューが表示される
  • エラーメッセージが出ていない

もしアイコンが見つからない場合、システムトレイの「↑」矢印をクリックして、隠れたアイコンを表示してください。


基本設定(必須)

ここからが重要です。Cliborを快適に使うための基本設定を行いましょう。

設定画面を開く

システムトレイのCliborアイコンを右クリック「設定」を選択します。

設定1:スタートアップ登録(自動起動)

1. 設定画面の「スタートアップ」タブをクリック
2. 「Windows起動時にCliborを自動起動する」にチェック
3. 「OK」または「適用」をクリック

💡 スタートアップは「常駐スタッフ」

スタートアップ登録は、お店の「常駐スタッフ」を雇うようなものです。PC起動時に自動でCliborが待機してくれるので、必要な時にすぐ履歴を呼び出せます。手動起動だと、「使いたい時にスタッフがいない」状態になってしまいます。

設定2:ホットキーのカスタマイズ

CliborはデフォルトでCtrlキー2回押しで履歴を表示します。これを変更することもできます。

1. 設定画面の「ホットキー」タブをクリック
2. 「履歴表示のホットキー」を確認
3. 必要に応じて変更(例:Shift×2、Ctrl+Shift+C等)
4. 「OK」で保存

おすすめのホットキー設定:

  • クリップNOTEから移行した人:Shift×2(クリップNOTEと同じ感覚)
  • 誤動作を減らしたい人:Ctrl×2(デフォルト、誤動作しにくい)
  • 他のツールと併用する人:Ctrl+Shift+C(競合を避ける)

設定3:履歴保存件数

1. 設定画面の「履歴」タブをクリック
2. 「最大保存件数」を設定(デフォルト:1000件)
3. 必要に応じて変更(100〜10000件の範囲)

推奨設定:

  • 一般的な使用:1000件(デフォルトでOK)
  • 頻繁にコピー作業する人:3000〜5000件
  • 動作を軽くしたい人:500件

設定4:表示設定(フォント・ウィンドウサイズ)

履歴ウィンドウの見た目をカスタマイズできます。

1. 設定画面の「表示」タブをクリック
2. フォント、文字サイズ、ウィンドウサイズを調整
3. プレビューで確認しながら調整

おすすめの表示設定

  • フォント:Meiryo UI または Yu Gothic UI(読みやすい)
  • 文字サイズ:10〜12pt(好みに応じて)
  • ウィンドウサイズ:画面の1/3〜1/2程度

基本的な使い方をマスターする

設定が完了したら、実際に使ってみましょう。

履歴の呼び出しとペースト

1. 何かをコピー(Ctrl+C)
2. 設定したホットキーを押す(例:Ctrl×2)
3. 履歴ウィンドウがポップアップ
4. 矢印キーまたはマウスで選択
5. Enterキーで貼り付け

便利な操作テクニック:

  • 検索機能:履歴ウィンドウ上部の検索ボックスでキーワード検索
  • 削除:不要な履歴を選択してDeleteキー
  • クリップボードに戻す:選択してCtrl+C(他のアプリでCtrl+Vで使用可能)

💡 履歴ウィンドウは「デジタルのメモ帳」

Cliborの履歴ウィンドウは、机の上に置いた「メモ帳」のようなものです。コピーした内容が1ページずつ記録されていて、パラパラとめくりながら「あれどこだっけ?」を探せます。検索機能は「インデックス」、削除機能は「不要なページを破る」イメージです。


定型文機能を活用する

Cliborの真骨頂は定型文機能です。よく使うフレーズを登録して、作業効率を劇的に向上させましょう。

定型文の登録方法

1. ホットキーでCliborを表示
2. 上部タブの「定型文」をクリック
3. 右下の「新規」ボタンをクリック
4. エディタにテキストを入力
5. 「OK」で保存

定型文の実用例

こんな定型文が便利!

  • メール署名:「お世話になっております。〇〇株式会社の△△です。」
  • 挨拶文:「いつもありがとうございます。」
  • AIプロンプト:「以下の文章を要約してください:」
  • 定型返信:「ご連絡ありがとうございます。確認いたしました。」
  • 住所:自宅や会社の住所
  • 問い合わせ定型文:「お忙しいところ恐れ入りますが、〜についてご教示ください。」

定型文をメインタブにする設定

定型文を頻繁に使う場合、デフォルトで定型文タブを表示させることができます。

1. 設定画面を開く
2. 「メイン画面」→「タブ」を選択
3. 「メインタブを『定型文』にする」にチェック
4. OKで保存

これで、ホットキーを押した時に最初から定型文タブが開くようになります。


カスタマイズ設定(応用編)

基本設定に慣れたら、以下のカスタマイズも試してみてください。

FIFOモード(連続貼り付け)

複数の内容をコピーして、順番にペーストできる機能です。

1. システムトレイのCliborアイコンを右クリック
2. 「FIFOモード」にチェック
3. 複数の内容をコピー
4. Ctrl+Vで順番に貼り付けられる

💡 FIFOモードは「ベルトコンベア」

FIFOモード(First In First Out)は、工場の「ベルトコンベア」のようなものです。最初にコピーしたものが最初に出てきて、順番に処理できます。複数のデータを一気にコピーして、別の場所に順番に貼り付ける作業が驚くほど効率化されます。

除外ウィンドウの設定

特定のアプリでコピーした内容を履歴に残さない設定です(パスワード管理ソフト等で有効)。

1. 設定画面の「除外」タブをクリック
2. 「除外ウィンドウ」に追加ボタンをクリック
3. 除外したいアプリのウィンドウタイトルを入力

⚠️ セキュリティ重視の方へ

パスワード管理ソフト(1Password、LastPass等)や銀行サイトでコピーした内容は、履歴に残さない設定をおすすめします。機密情報が履歴に残ると、セキュリティリスクになる可能性があります。


よくあるトラブルと解決方法

よくある問題と解決方法をまとめました。

トラブル1:ホットキーを押しても反応しない

原因の可能性:

  • Cliborが起動していない
  • 他のアプリがホットキーを使用している
  • Windowsのフォーカスの問題

解決方法:

  1. システムトレイにCliborアイコンがあるか確認
  2. なければClibor.exeを手動で起動
  3. ホットキーを別のキーに変更してみる
  4. PCを再起動して再度試す

トラブル2:起動時にエラーが出る

解決方法:

  1. CliborをC:\Program Files以外に配置
  2. 右クリック→「管理者として実行」を試す
  3. Windows Defenderの除外リストに追加
  4. 最新版を再ダウンロードして解凍し直す

トラブル3:履歴が保存されない

原因の可能性:

  • 設定ファイル(clibor.ini)の書き込み権限がない
  • ディスク容量不足
  • ウイルス対策ソフトによるブロック

解決方法:

  1. Cliborフォルダのプロパティ→セキュリティタブで書き込み権限を確認
  2. ディスクの空き容量を確認
  3. ウイルス対策ソフトの除外設定に追加

トラブル4:日本語入力がおかしい

解決方法:

  1. 設定画面の「その他」タブを開く
  2. 「IME制御」の設定を確認
  3. 「ペースト後にIMEをオフにする」のチェックを外してみる

設定とデータのバックアップ方法

Cliborの設定と履歴は、すべてclibor.iniファイルに保存されています。このファイルをバックアップすることで、PC買い替え時や設定リセット時にすぐに復元できます。

バックアップ手順

1. Cliborを終了する
2. Cliborフォルダを開く
3. clibor.iniファイルをコピー
4. 安全な場所(クラウドストレージ等)に保存

バックアップに含まれるデータ

  • クリップボード履歴
  • 登録した定型文
  • すべての設定(ホットキー、表示設定等)
  • 除外設定

パソコン全体のバックアップについては、パソコンのバックアップ完全ガイドも参考にしてください。


次のステップ:さらに便利な使い方

基本設定をマスターしたら、以下の応用的な使い方にも挑戦してみてください。

複数PCで同じ設定を共有する

自宅と職場など、複数のPCで同じ定型文や設定を使いたい場合、クラウドストレージ経由で同期できます。

詳しい手順は、Clibor(クリボー)を複数PCで共有する方法の記事で解説しています。

他のクリップボードツールとの併用

CliborとWindows標準のクリップボード履歴(Win+V)を併用することもできます。

  • Clibor:定型文とメインの履歴管理
  • Windows標準:緊急時のバックアップ

両方を有効にしておくことで、万が一Cliborが動作しない時でも履歴を確認できます。


まとめ:Clibor設定で作業効率を劇的に向上させる

この記事では、Clibor(クリボー)の設定方法を初心者向けに詳しく解説しました。

  • ダウンロードとインストール:公式サイト(窓の杜または作者サイト)から安全にダウンロードし、推奨場所に解凍することで、トラブルを回避できます。

    ポイント:C:\Program Filesは避けて、ユーザーフォルダ配下に配置しましょう。

  • 基本設定(必須4項目):スタートアップ登録、ホットキー設定、履歴保存件数、表示設定を行うことで、快適な環境が整います。

    所要時間:5〜10分程度で完了します。

  • 定型文機能の活用:よく使うフレーズを登録することで、作業効率が劇的に向上します。メール署名、挨拶文、AIプロンプトなど、幅広い用途に使えます。

    効果:定型文10個登録するだけで、1日数分〜数十分の時間短縮になります。

  • トラブル対策:よくある問題の解決方法を知っておくことで、いざという時に慌てずに済みます。

    重要:設定ファイル(clibor.ini)は定期的にバックアップしましょう。

Cliborは一度設定すれば、何年も使える優れたツールです。初期設定に少し時間をかけるだけで、これから先の作業効率が大きく変わります。

次のステップ:

  1. この記事の手順に従って基本設定を完了させる(10分)
  2. よく使うフレーズを3〜5個、定型文に登録する(5分)
  3. 1週間使ってみて、自分に合うようにカスタマイズする
  4. 慣れたら複数PC共有などの応用技に挑戦

クリップNOTEからの移行を検討している方は、クリップNOTE代替ガイドも併せてご覧ください。

困ったことがあれば、パソコン教室でもサポートしています。お気軽にご相談ください!

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