クリップNOTEのデータ移行・引っ越しガイド|データフォルダのコピー手順も詳しく解説
- 2024/12/20
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クリップNOTEは、テキスト入力を効率化する便利な入力支援ソフトです。パソコンの買い替えやOSの再インストールなどで、新しい環境にクリップNOTEのデータを移行したい場合、どのようにすればよいのでしょうか?この記事では、クリップNOTEのデータ移行方法、特に重要な「データフォルダのコピー」について、手順を追って詳しく解説します。
クリップNOTEのデータ移行が必要なケース
- 新しいパソコンを購入した
- OSを再インストールした
- 別のユーザーアカウントにデータを移行したい
- クリップNOTEを再インストールしたい
移行できるデータ
クリップNOTEでは、以下のデータを新しい環境に移行することができます。
- クリップボードの履歴
- ラベル付き保存データ(10グループ×100件)
- マクロ(現在日時マクロ、貼付時入力マクロ、キーマクロ)
- 関連付けされたテキスト文書(7グループ×10ファイル)
- 他のコンピュータと共有している定型句(最大100件)※クリップNOTE-Proのみ
- プラン(ユーザー拡張機能)※クリップNOTE-Proのみ
- 各種設定
データ移行の前に:データのバックアップ
データ移行を行う前に、必ずデータのバックアップを取っておきましょう。万が一、移行中に問題が発生しても、バックアップがあればデータを復元することができます。
バックアップ方法は簡単です。クリップNOTEのインストールフォルダ配下にあるユーザー名のフォルダをまるごとコピーするだけです。標準インストール先は「C:\Program Files\OST-NET\clipnote2」ですが、Windows Vista以降で「Program Files」フォルダにインストールした場合は、「C:\Users\ユーザー名\AppData\Roaming\ost-net\clipnote」(CドライブにWindows Vistaをインストールした場合)に格納されています。
データ移行手順
クリップNOTEのデータ移行手順は、バージョンによって異なります。
バージョン2.00以降の場合
- 新環境でクリップNOTEをインストール:まずは、新しいパソコンや環境にクリップNOTEをインストールします。
- 旧環境からデータフォルダをコピー:ここが重要なステップです!詳細は以下で詳しく説明します。
- クリップNOTEを起動:クリップNOTEを起動すると、旧環境のデータが引き継がれていることを確認できます。
バージョン1.xxからバージョン2.00以降への移行
- 新環境にクリップNOTE 2.00以降をインストール:新しいパソコンや環境に、クリップNOTE 2.00以降をインストールします。
- 旧環境のクリップNOTE 1.xxをアンインストール:旧環境のクリップNOTE 1.xxをアンインストールします。アンインストールしてもデータは削除されません。
- クリップNOTEを起動し、データ移行:新環境のクリップNOTEを起動し、環境設定画面の「補助」からデータ移行を実行します。
データフォルダのコピー手順(詳細解説)
ここでは、バージョン2.00以降のデータ移行手順 2.「旧環境からデータフォルダをコピー」の手順を詳しく説明します。
ステップ1:旧環境(古いパソコン)で、コピーすべき「データフォルダ」を見つける
1.「データフォルダ」とは?
「データフォルダ」とは、クリップNOTEが使用するデータ(クリップボードの履歴、ラベル付き保存データ、設定情報など)が保存されているフォルダのことです。フォルダ名は、Windowsのユーザー名(ログイン時に使う名前)になっています。
2.「データフォルダ」の場所
「データフォルダ」は通常、クリップNOTEをインストールしたフォルダの中にあります。標準では、以下の場所にあります(Windowsのバージョンによって若干異なります)。
- Windows Vista以降で「Program Files」フォルダにインストールした場合:
C:\Users\[ユーザー名]\AppData\Roaming\ost-net\clipnote
([ユーザー名]
の部分は、あなたのWindowsユーザー名に置き換えてください)
※注意:「AppData」フォルダは隠しフォルダです。隠しフォルダを表示する設定にしないと見えません。 - 上記以外(Windows XP以前など):
C:\Program Files\OST-NET\clipnote2
(またはクリップNOTEをインストールしたフォルダ)
見つけ方の例(Windows 10の場合)
- エクスプローラー(フォルダを開くウィンドウ)を開きます。
- アドレスバー(エクスプローラーの上部にある、場所が表示されている欄)に、上記のパス(例えば
C:\Users\[ユーザー名]\AppData\Roaming\ost-net\clipnote
)を入力して、Enterキーを押します。 - もし「AppData」が見つからない場合は、エクスプローラーの「表示」タブを開き、「隠しファイル」にチェックを入れてください。
- 「clipnote」フォルダの中にある、あなたのユーザー名のフォルダが「データフォルダ」です。
ステップ2:旧環境(古いパソコン)で、「データフォルダ」をコピーする
- 見つけた「データフォルダ」(あなたのユーザー名のフォルダ)を右クリックします。
- 表示されたメニューから「コピー」を選択します。
ステップ3:新環境(新しいパソコン)で、「データフォルダ」を貼り付ける
- 新環境(新しいパソコン)で、クリップNOTEをインストールしたフォルダを開きます。
※インストール先がわからない場合は、デスクトップやスタートメニューにあるクリップNOTEのアイコンを右クリックし、「プロパティ」を選択。「リンク先」や「ファイルの場所を開く」などで確認できます。 - インストールフォルダ(通常は `clipnote2` フォルダ)を開いたら、何もないところ(ファイルやフォルダが並んでいるところの空白部分)を右クリックします。
- 表示されたメニューから「貼り付け」を選択します。
- 「このフォルダーには、’\[ユーザー名]’ という名前のフォルダーが既に含まれています。」というメッセージが表示される場合があります。その場合は、「はい」または「移動して置換」を選択します。 これにより、旧環境のデータが新環境に上書きされます。
これで、データのコピーは完了です!
補足説明
- USBメモリなどを利用する場合: 旧環境と新環境のパソコンが直接繋がっていない場合は、USBメモリや外付けハードディスクなどを使って、「データフォルダ」をコピー&ペーストすることができます。
- 管理者権限が必要な場合: 場合によっては、フォルダのコピーや貼り付けに管理者権限が必要になることがあります。その場合は、管理者権限を持つユーザーアカウントでログインし直すか、「管理者として実行」で操作を行ってください。
まとめ
クリップNOTEのデータ移行・引っ越しは、手順に従えば簡単に行うことができます。特に「データフォルダのコピー」を正確に行うことが重要です。新しいパソコンや環境でも、これまで通り快適にクリップNOTEを活用しましょう。
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