私の使っているノートパソコンの容量が128GBなのですが、残り18GBで一杯になります。 ※128GBなのに109GBになっているのはシステムの回復(工場出荷状態に戻す)ときの復元データに使われているからです。 さて、残り18GBで一杯になるのでディスクのクリーンアップで空き容量に余裕を持たせたいで…
クリップNOTEのデータ移行・引っ越しガイド|データフォルダのコピー手順も詳しく解説
- 公開日:2024/12/20
- 最終更新日:
- パソコン基礎知識

テキスト入力の効率を飛躍的に高める「クリップNOTE」。新しいパソコンへの買い替えやWindowsの再インストール時など、これまで蓄積したクリップボードの履歴や定型文をスムーズに移行したいですよね。
この記事では、クリップNOTEのデータを安全に、そして確実に新しい環境へ引っ越すための「完全ガイド」をお届けします。特に重要な「データフォルダの正確なコピー手順」に焦点を当て、Windows 10/11ユーザーが迷わず実行できるよう、専門家がステップバイステップで詳しく解説します。大切なデータを失うことなく、新しい環境でも快適にクリップNOTEを活用しましょう。
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クリップNOTEで移行できるデータと、移行が必要なケース
1. 移行できるデータ
クリップNOTEでは、以下のデータを新しい環境に移行することができます。
- クリップボードの履歴
- ラベル付き保存データ(10グループ×100件)
- マクロ(現在日時マクロ、貼付時入力マクロ、キーマクロ)
- 関連付けされたテキスト文書(7グループ×10ファイル)
- 他のコンピュータと共有している定型句(最大100件)※クリップNOTE-Proのみ
- プラン(ユーザー拡張機能)※クリップNOTE-Proのみ
- 各種設定
2. データ移行が必要なケース
主に以下のような場合に、クリップNOTEのデータ移行が必要になります。
- 新しいパソコンを購入した
- OSを再インストールした(Windowsのクリーンインストールなど)
- 別のユーザーアカウントにデータを移行したい
- クリップNOTEを再インストールしたい
- PCの初期化を行った
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データ移行の前に:データのバックアップと重要性
データ移行を行う前に、必ずデータのバックアップを取っておきましょう。
万が一、移行中に問題が発生しても、バックアップがあれば大切なデータを復元することができます。この手順は、クリップNOTEのデータだけでなく、パソコン全体の重要なデータの移行・引っ越し作業において非常に重要です。
バックアップ方法は簡単!
クリップNOTEのバックアップは、インストールフォルダ配下にあるユーザー名のフォルダをまるごとコピーするだけです。具体的な場所は、後述の「データフォルダの場所」で詳しく解説します。コピーしたフォルダを、USBメモリや外付けHDD、クラウドストレージなど、安全な場所に保存してください。
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クリップNOTEデータ移行の具体的な手順
クリップNOTEのデータ移行手順は、移行元と移行先のバージョンによって少し異なります。ご自身の状況に合わせて確認してください。
1. バージョン2.00以降の場合(推奨される移行方法)
同じバージョン系統(例:2.00 → 2.xx)への移行や、新しいPCでのクリーンインストール後にデータを復元する場合に適用されます。
- 新環境でクリップNOTEをインストール:まずは、新しいパソコンや環境にクリップNOTEをインストールします。
- 旧環境からデータフォルダをコピー:ここが最も重要なステップです! 詳細は次の章「【重要】データフォルダの正確な見つけ方とコピー手順」で詳しく説明します。
- クリップNOTEを起動:クリップNOTEを起動すると、旧環境のデータが新しい環境に引き継がれていることを確認できます。
2. バージョン1.xxからバージョン2.00以降への移行
古いバージョンから新しいバージョンへアップグレードする際に使用する、特殊な移行方法です。
- 新環境にクリップNOTE 2.00以降をインストール:新しいパソコンや環境に、クリップNOTE 2.00以降をインストールします。
- 旧環境のクリップNOTE 1.xxをアンインストール:旧環境のクリップNOTE 1.xxをアンインストールします。アンインストールしても、データ自体は削除されませんのでご安心ください。
- クリップNOTEを起動し、データ移行を実行:新環境のクリップNOTEを起動します。その後、メニューから「環境設定」を開き、「補助」タブからデータ移行を実行します。
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【重要】データフォルダの正確な見つけ方とコピー手順
ここでは、最も一般的な移行方法である「バージョン2.00以降」でのデータ移行手順における、ステップ2「旧環境からデータフォルダをコピー」の詳細を説明します。この部分を正確に行うことが、データ移行成功の鍵となります。
ステップ1:旧PCで「データフォルダ」の場所を確認する
1.「データフォルダ」とは?
「データフォルダ」とは、クリップNOTEが使用するデータ(クリップボードの履歴、ラベル付き保存データ、設定情報など)が保存されているフォルダのことです。フォルダ名は、Windowsのユーザー名(ログイン時に使う名前)になっています。
2.「データフォルダ」の場所(Windows 10/11対応)
「データフォルダ」は通常、クリップNOTEをインストールしたフォルダの中にあります。標準では、以下の場所にあります(Windowsのバージョンやインストール方法によって若干異なります)。
Windows Vista/7/8/10/11で「Program Files」フォルダにインストールした場合:
C:\Users\[あなたのユーザー名]\AppData\Roaming\ost-net\clipnote
上記以外(Windows XP以前など、または特別なインストール先を選んだ場合):
C:\Program Files\OST-NET\clipnote2
(またはクリップNOTEをインストールした任意のフォルダ)
【重要】「AppData」フォルダは隠しフォルダです!
上記のパスにある AppData
フォルダは、デフォルトでは非表示になっています。以下の手順で隠しフォルダを表示する設定に変更してください。
- エクスプローラー(フォルダを開くウィンドウ)を開きます。
- エクスプローラーの上部にある**「表示」タブ**をクリックします。
- 「表示/非表示」グループにある**「隠しファイル」のチェックボックスにチェックを入れます。**
(※Windows 7/8の場合は「整理」→「フォルダーと検索のオプション」→「表示」タブから「隠しファイル、隠しフォルダー、および隠しドライブを表示する」を選択します) - これで「AppData」フォルダが見えるようになります。
データフォルダの見つけ方(例:Windows 10/11の場合)
- エクスプローラー(フォルダを開くウィンドウ)を開きます。
- アドレスバー(エクスプローラーの上部にある、場所が表示されている欄)に、上記のパス(例えば
C:\Users\[あなたのユーザー名]\AppData\Roaming\ost-net\clipnote
)を直接入力して、Enterキーを押します。 - 「clipnote」フォルダの中にある、あなたのWindowsユーザー名と同じ名前のフォルダが「データフォルダ」です。
例:Windowsのユーザー名が「taro」であれば、「clipnote」フォルダの中に「taro」というフォルダがあります。
ステップ2:旧PC(古いパソコン)で、「データフォルダ」をコピーする
- ステップ1で見つけた**「データフォルダ」(あなたのユーザー名のフォルダ)を右クリックします。**
- 表示されたメニューから「コピー」を選択します。
- USBメモリ、外付けハードディスク、またはクラウドストレージなど、新しいパソコンにデータを転送できる任意の場所に貼り付けます。
ステップ3:新PC(新しいパソコン)で、「データフォルダ」を貼り付ける
- 新環境(新しいパソコン)で、**クリップNOTEをインストールしたフォルダ**を開きます。
※インストール先がわからない場合は、デスクトップやスタートメニューにあるクリップNOTEのアイコンを右クリックし、「プロパティ」を選択。「リンク先」や「ファイルの場所を開く」などで確認できます。 - インストールフォルダ(通常は `clipnote` または `clipnote2` フォルダ)を開いたら、何もないところ(ファイルやフォルダが並んでいるところの空白部分)を右クリックします。
- 表示されたメニューから**「貼り付け」**を選択します。
- 「このフォルダーには、'[ユーザー名]’ という名前のフォルダーが既に含まれています。」というメッセージが表示される場合があります。その場合は、「はい」または「移動して置換」を選択します。 これにより、旧環境のデータが新環境に上書きされ、移行が完了します。
これで、データのコピーは完了です!新しい環境でクリップNOTEを起動し、これまで蓄積したデータが反映されているか確認しましょう。
補足説明:データ移行時の注意点とヒント
- USBメモリなどを利用する場合: 旧環境と新環境のパソコンが直接繋がっていない場合は、USBメモリや外付けハードディスクなどを使って、「データフォルダ」をコピー&ペーストすることができます。
- 管理者権限が必要な場合: 場合によっては、フォルダのコピーや貼り付けに管理者権限が必要になることがあります。その場合は、管理者権限を持つユーザーアカウントでログインし直すか、「管理者として実行」で操作を行ってください。
- データ移行がうまくいかない場合: 上記手順を正確に行ってもデータ移行がうまくいかない場合は、クリップNOTEの公式サイトやサポート情報を参照するか、専門のパソコン教室にご相談いただくことをお勧めします。
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まとめ
クリップNOTEのデータ移行・引っ越しは、一見複雑に思えるかもしれませんが、この記事で解説した手順に従えば簡単に行うことができます。特に、「データフォルダ」の正確な場所を見つけてコピーすることが、移行成功の最も重要なポイントです。
新しいパソコンや環境でも、これまで通り快適にクリップNOTEを活用し、日々の入力作業を効率化しましょう。もし、この手順で不明な点があったり、他のパソコン操作で困っていることがあれば、お気軽に当サイトのパソコン教室検索をご利用ください。あなたにぴったりの教室が見つかるはずです。
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