パソコンの最終手段として使われるのが「強制終了」です。
強制終了とは、次のようなことを言います。
- アプリケーションやパソコンを強制的に終了すること
- パソコンの電源を強制的に落とすこと
強制終了を行うのは、次のような場合に行います。
- マウス操作ができない、キーボード操作ができない
- 画面がフリーズして動かない
- アプリケーションやプログラムが応答しない
強制終了は、最初に解説したように、どうしようもなくなった際の最終手段として使われます。
例えば、マウスやキーボード操作が一切できない状態、画面がフリーズしてずっと同じ画面のまま時間が経過している状態、アプリケーションやプログラムが応答なしの状態の場合に使用するのです。
強制終了をする前に確認するべきこと
- アプリケーションやプログラムの終了が可能か試す
- どのような作業をしていたかを記録しておく(開いていたファイル、使用していたソフトなど)
いきなり強制終了を実行するのではなく、まずは問題が発生していそうなアプリケーションやプログラムを終了できるか試します。
もしも、終了させることができるのであれば、終了させるようにしましょう。
また、操作可能なアプリケーションがある場合には、そのアプリケーションを強制終了ではなく、通常終了させます。
それから、フリーズする前に何をしていたかを必ず記録しておくことが重要です。
開いていたファイル、使用していたソフトなど。
強制終了させる場合の注意点
- 保存されていないデータはすべて消失することになる
- 強制終了によってファイルが破損する可能性がある
最も注意したいポイントは、「保存されていないデータはすべて消失してしまう」ことです。
通常であれば、保存した状態から再開できますが、強制的に終了させてしまうと、保存されていないデータは当然ですが失われることになります。
また、強制終了によって、使用していたファイルが破損してしまう可能性もあるのです。
強制終了のやり方とは
- パソコンの電源ボタンを長押しする
- タスクマネージャーをクリック、終了させたいアプリケーションを選択、「タスクの終了」をクリックします。
強制終了のやり方は、使用している機種によって多少違いますので、注意しておきましょう。
強制終了後に行うこととは?
強制終了を行った場合には、すぐに次のことを行う必要があります。
- パソコンを起動させて、再びフリーズするなどの異常がないかを確認
- 使用していたファイルの確認
- ドライブにディスクをセットしていた場合には、ディスクを確認
必ずやるべきことは、「起動させて異常がないかを確認すること」です。
たまたまフリーズしてしまっただけならよいのですが、異常が出ている場合もあります。
異常が出ている場合には、すぐに修理を依頼するべきです。
それから、強制終了を行うと、「保存されていない、作業中のデータは消えてしまう」ので保存の状態をチェックしましょう。
また、それほど確率は高くありませんが、ファイルが破損してしまうことやファイルが開けなくなってしまう場合がありますので、確認が必要です。
強制終了をする前に、ドライブにディスクをセットしていた場合、ディスクが正常に動くかを確認しましょう。
事前にやっておくべき対策
- 作業中は、こまめに保存を行う
- メモリやCPUの使用状況をチェックしておく(使用状況によっては、メモリの増設などを検討しておく)
- プリンターなどの周辺機器のドライバーソフトウェアを最新の状態にする
- 不要なアプリケーションなどは定期的に削除しておく
パソコンは、注意していてもフリーズしてしまうことがあります。
フリーズした場合などには、強制終了しなければならなくなる場合があるので、事前に対策を行っておきましょう。
主にWEBサイト運営、パソコン整備を行っています。