Google Workspaceとは?料金プランや無料版との違い、何ができるかを初心者向けに解説

  • 公開日:2026/1/2
  • 最終更新日:
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最終更新:2026年1月2日

「仕事のメールやファイルが散らばっていて管理が大変」「チームでの連絡や日程調整にもっと時間をかけずに済ませたい」

もしあなたがそのような悩みをお持ちなら、Google Workspace(グーグルワークスペース)がその解決策になるかもしれません。

この記事では、IT用語になじみのない方でも分かるように、Google Workspaceとは何か、導入するとどんないいことがあるのかを丁寧に解説します。

💡 Google Workspaceは「会社専用のデジタル仕事場」

Google Workspaceは、会社専用のデジタル仕事場を借りるようなものです。普通のオフィスには会議室、書類棚、電話、郵便受けなどがありますよね。Google Workspaceでは、それらがすべてインターネット上にそろっています。メール(郵便受け)、ビデオ会議(会議室)、ファイル保管(書類棚)などが一つの場所にまとまり、どこからでもアクセスできます。

最後まで読めば、自分にこのサービスが必要かどうかがはっきりと分かります。

(専門知識は一切不要です!)


Google Workspaceとは何か(全体像・旧G Suiteとの違い)

Google Workspace(グーグルワークスペース)とは、Googleが提供する「ビジネスに必要なツールをひとつにまとめたパッケージサービス」のことです。

簡単に言うと、これまでバラバラに使っていたメール、カレンダー、ビデオ会議、ファイル作成ツールなどが、クラウド(インターネット上の安全な保管場所)ですべてつながり、どこからでも仕事ができるようになる仕組みです。

💡 クラウドは「銀行の貸金庫」

クラウドは、銀行の貸金庫に例えられます。大切な書類(データ)を、自宅の金庫(パソコン)ではなく、銀行の貸金庫(インターネット上のサーバー)に保管します。自宅が火事になっても(パソコンが壊れても)、銀行の貸金庫の中身は無事なように、クラウドに保存したデータは安全に守られます。

旧G Suiteとの違い

以前は「G Suite(ジー・スイート)」や「Google Apps」という名前で呼ばれていました。2020年に「Google Workspace」へと名称が変わり、単なるツールの詰め合わせではなく、それぞれのアプリがよりスムーズに連携して「ひとつの仕事場(ワークスペース)」として使えるように進化しました。

機能や料金プランも改善され、初心者でも使いやすくなっています。


何ができるのか(主要アプリの解説)

Google Workspaceには多くのアプリが含まれていますが、初心者がまず知っておくべき主要なツールは以下の通りです。

Gmail(ビジネス用メール)

普段使っているGmailと同じ使い勝手で、会社名や屋号が入った独自のメールアドレス(例:name@yourcompany.com)が使えます。

セキュリティ機能が高く、迷惑メールやフィッシング詐欺(偽のメールでパスワードを盗む手口)を99.9%ブロックします(Google公式情報)。

Google ドライブ(クラウドストレージ)

ファイルをインターネット上に保存・管理する場所です。パソコンだけでなくスマホからもアクセスでき、チームでの共有も簡単です。

💡 Googleドライブは「会社の共有書類棚」

Googleドライブは、会社の共有書類棚のようなものです。誰もがアクセスできる棚に書類を置いておけば、メンバー全員が必要なときに取り出せます。USBメモリで持ち運ぶ必要も、メールに添付して送る必要もありません。

Google ドキュメント(文書作成)

Microsoft Wordのように文章を作るツールです。ただし、インターネット上で動くため、保存ボタンを押さなくても自動で保存されます。

Google スプレッドシート(表計算)

Microsoft Excelのように表やグラフを作るツールです。複数人で同時に編集できるのが大きな特徴です。

Google Meet(ビデオ会議)

オンラインで会議ができるツールです。カレンダーからすぐに会議を設定でき、URLを送るだけで参加者を招待できます。


共同編集・自動保存・端末間同期の仕組み

Google Workspaceの最大の特長は、「共同編集」です。これは初心者にとって非常に便利な機能なので、詳しく説明します。

リアルタイム共同編集

1つのファイルを複数人で同時に開いて編集できます。「どれが最新版かわからない」というファイル迷子がなくなります。

💡 共同編集は「ホワイトボードにみんなで書き込む」

共同編集は、会議室のホワイトボードにみんなで書き込むようなものです。一人がペンを持って書いている間、他の人も別の場所に書き込めます。誰かが消した内容もすぐに全員に見えるため、「あれ、さっきの内容はどこ?」と困ることがありません。

自動保存

文字を入力した瞬間に自動でクラウドに保存されます。保存ボタンを押す必要はなく、パソコンが急に止まってもデータは消えません。

端末間同期

パソコンで作りかけの資料を、移動中にスマホで確認・修正できます。すべてのデータがクラウドにあるため、どの端末から見ても常に最新の状態です。

Google Workspaceでできること

  • 会社名入りのメールアドレスを使える
  • ファイルを複数人で同時に編集できる
  • パソコンが壊れてもデータが消えない
  • どこからでも(スマホ・タブレット・パソコン)仕事ができる
  • ビデオ会議がカレンダーから簡単に設定できる

【2025年最新】AI機能「Gemini」でできること

2025年1月より、全プランにAI機能「Gemini(ジェミナイ)」が追加費用なしで標準搭載されました。

Geminiは、文章作成やデータ分析を手助けしてくれるAIアシスタントです。初心者の方でも、以下のような使い方ができます。

💡 Geminiは「仕事の秘書」

Geminiは、優秀な秘書を雇うようなものです。「この内容をメールで丁寧に書いて」「この表のデータを要約して」とお願いすると、すぐに下書きを作ってくれます。自分で一から作る手間が大幅に減ります。

Geminiの主な活用例

  • メールの下書き作成:「お客様への返信メールを丁寧に書いて」と指示すると、文章を自動生成
  • 資料の要約:長い会議資料を数行にまとめてくれる
  • スプレッドシートの分析:売上データから傾向を読み取り、グラフを提案
  • 翻訳:英語のメールを日本語に翻訳(または逆)
  • アイデア出し:「新商品のキャッチコピー案を5つ出して」と依頼可能

AIに慣れていない方でも、普通に話しかけるように指示するだけで使えるため、パソコン初心者にも優しい機能です。


個人・法人・教育での使い道の違い

Google Workspaceは、利用する立場によって使い方が少し異なります。

個人事業主・フリーランス

無料のGmail(@gmail.com)ではなく、独自ドメインのメール(例:name@yourname.com)を使うことで、取引先への社会的信用を高めることができます。

また、契約書や請求書の管理もクラウド上で安全に行えます。

法人(小規模〜大規模)

社員のアカウントを一括管理できるため、入社・退職時の対応が簡単です。共有ドライブを使えば、部署ごとのファイル管理もスムーズになります。

教育機関(学校関係者)

Google Workspace for Education」という教育向けプランがあります。課題の配布や提出、オンライン授業などが可能で、教育機関向けの無料プラン(Education Fundamentals)も用意されています。


メリットとデメリット

導入を検討する際は、良い点だけでなく注意点も理解しておきましょう。

メリット(安心と効率)

✅ 情報共有がスムーズ

ファイルをメールに添付して送る必要がなく、URLを送るだけで共有できます。

✅ データのバックアップ不要

パソコンが壊れても、データはGoogleのサーバーにあるため、新しいパソコンですぐに仕事を再開できます。

✅ 高セキュリティ

Googleの高度なセキュリティ技術(2段階認証や暗号化など)で守られており、自分でサーバーを管理するよりも安全性が高い場合が多いです。

✅ AI機能が標準搭載

2025年1月より、全プランにGemini(AI)が追加費用なしで使えるようになりました。

デメリット(費用と慣れ)

⚠️ 導入前に知っておくべき注意点

ランニングコストがかかる: 無料版と違い、ユーザー数に応じた月額または年額の費用がかかります。2025年3月に料金改定が実施されています。

インターネット環境への依存: クラウドサービスなので、オフライン(ネットがない状態)では一部の機能が制限されます(※オフライン設定で作業は可能です)。

操作への慣れ: Microsoft Office(WordやExcel)と操作感が異なる部分があるため、慣れるまでは少し戸惑うことがあります。


料金プランの考え方

Google Workspaceにはいくつかのプランがありますが、小規模事業者や初心者が検討すべき主なプランは以下の3つです。

具体的な料金は、Google Workspace公式料金ページでご確認いただけます(2025年1月時点)。プラン内容や価格は変更される可能性があるため、最新情報を必ずご確認ください。

プラン名特徴保存容量ビデオ会議向いている人
Business Starter最も安価なプラン30GB/ユーザー100人までメール管理が中心の小規模事業者
Business Standard一番人気(おすすめ)2TB/ユーザー150人まで+録画可能ファイル共有が多い事業者
Business Plusセキュリティ強化版5TB/ユーザー500人まで+高度な管理機能セキュリティ重視の事業者

※2025年1月時点の情報です。最新の料金・プラン内容は公式サイトでご確認ください。

1. Business Starter(小規模向け)

最も安価なプランです。独自ドメインメールや基本機能はすべて使えます。保存容量は1ユーザーあたり30GBです。ビデオ会議は100人まで参加できます。

2. Business Standard(標準・おすすめ)

一番人気のプランです。保存容量が1ユーザーあたり2TBに大幅増量されます。ビデオ会議の録画機能がついているため、会議を後で見返したい場合に便利です。

3. Business Plus(セキュリティ強化)

保存容量が5TBになり、さらに高度なセキュリティ管理機能(eDiscoveryなど)がつきます。大量のデータを扱う企業や、コンプライアンス(法令遵守)が厳しい業種に適しています。

なお、Businessプランは最大300ユーザーまで対応しています。それ以上の規模の場合はEnterpriseプランが必要です。


導入前のチェックリスト

契約する前に、以下の項目をチェックして、自社に最適なプランを見極めましょう。

導入前に確認すべきこと

  • 現在のデータ容量はどれくらいか?
  • 利用するユーザー数は何人か?
  • ビデオ会議の録画は必要か?
  • 独自ドメイン(@社名.comなど)は持っているか?
  • オフラインでの作業頻度はどれくらいか?
  • AI機能(Gemini)を活用したいか?

現在のデータ容量はどれくらいか?

動画や大量の画像を扱うなら、30GBのStarterでは足りない可能性があります。2TBのStandardが安心です。

利用するユーザー数は?

Businessプランは最大300ユーザーまでです。それ以上の場合はEnterpriseプランが必要です。

ビデオ会議の録画は必要か?

会議の録画が必要なら、Standard以上のプランを選びましょう。

独自ドメイン(@社名.comなど)は持っているか?

まだ持っていない場合、Google Workspaceの登録時や、別途ドメイン取得サービスで取得する必要があります。


よくある質問

無料版のGoogleアカウントとの違いは何ですか?

A. 最大の違いは「独自ドメインのメールが使えるか」「管理機能があるか」「サポートがあるか」です。

有料版では、会社としてユーザーを管理(パスワードリセットやアクセス権限設定など)でき、24時間365日のサポートも受けられます。

解約したらデータはどうなりますか?

A. 解約するとデータにアクセスできなくなります。解約前に「Googleデータエクスポート(Takeout)」などの機能を使って、必要なデータをダウンロードしておく必要があります。

Microsoft Office(ExcelやWord)のファイルは使えますか?

A. はい、使えます。Googleドライブ上でWordやExcelファイルをそのまま開いて編集したり、Googleの形式に変換したりすることができます。

ただし、複雑なマクロ(自動化プログラム)は動かない場合があります。

14日間の無料トライアルは本当に無料ですか?

A. はい、14日間は完全無料で全機能を試せます。トライアル期間中に解約すれば、料金は一切発生しません。

設定方法や詳しい使い方については、Google Workspaceヘルプセンターで確認できます。


まとめ(向いている人・向かない人)

Google Workspaceは、単なるツールではなく、「働き方を変える」ための基盤です。

向いている人・企業

  • メール、予定、ファイルを一箇所でまとめて管理したい人
  • チームで協力して資料を作ることが多い人
  • 場所を選ばずに仕事(テレワークなど)をしたい人
  • セキュリティを強化したいが、専任の担当者がいない小規模事業者
  • AI機能(Gemini)を活用して作業効率を上げたい人

向かない人・企業

  • インターネット環境がない場所での作業がメインの人
  • Microsoft Excelの高度なマクロ機能を業務で必須としている人

まずは、14日間の無料トライアルが用意されているので、実際に触って使い勝手を確認してみることをおすすめします。自分たちの働き方に合うかどうか、ぜひ試してみてください。

もし設定や使い方に不安がある場合は、お近くのパソコン教室で「Google Workspaceの使い方講座」を受講することもできます。教室では、初期設定から実際の業務での活用方法まで、丁寧にサポートしてもらえます。

次のステップ:

  • Google Workspace公式サイトで最新の料金を確認
  • 14日間の無料トライアルに申し込む
  • 独自ドメインを取得する(まだ持っていない場合)
  • Gemini(AI機能)の活用方法を試してみる
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