パソコンを使用する際に重要となるのが「バックアップ」です。
バックアップとは、次のような表現で使われています。
パソコンに保存してあるデータをパソコン以外の外部機器に保存しておく
バックアップは1箇所ではなく2箇所もしくは3箇所に取っておくのが望ましい
そのため、複数の保存先を用意しておくことをバックアップするという意味になります。
バックアップが必要な理由とは
- パソコンの故障や誤操作などによってデータが消失してしまうのを回避するため
- ウイルス感染によってデータが失われるのを防ぐため
パソコンを使用中、思わぬトラブルによってデータが失われてしまうことがあります。
突然電源が落ちてしまう、故障してしまう、誤操作、ウイルス感染などです。
そのような場合には、保存されていないデータはすべて失われてしまうことになります。
しかし、バックアップを取っておけばデータをすべて失うというリスクを回避できるのです。
バックアップに使用される外部機器5選
- 外付けHDD
- 外付けSSD
- USBメモリ
- CD/DVD/BD
- クラウドサービス
最もよく使われているのは、「外付けHDD」です。
容量が大きくコストパフォーマンスが良い外部機器。
バックアップを取りたいデータが多い場合に活躍してくれます。
最近増えてきたのが「クラウドサービス」です。
クラウドサービスは、インターネット環境があれば利用できますし、管理不要というメリットがあります。
ただし、容量に制限があり容量を増やすとコストがかかるという問題もあるのです。
バックアップを取る外部機器を選ぶ際の注意点
- 保存可能な容量が大きく違う
- コストが違う
- 長期的な保存に向くものと向かないものがある
外部機器を選ぶ場合には、容量やコストに注意して最適なものを選びましょう。
おすすめのバックアップ外部機器3選
- CD/DVD/BD (写真や動画については低コストで比較的長期間の保存が可能なのでおすすめ)
- クラウドサービス (管理する手間を省けるのでおすすめ)
- 外付けHDD (多くのデータをバックアップできる大容量がおすすめ)
バックアップを取っておくべきデータは失ってしまうと困るデータ
バックアップが必要となるデータには次のようなものがあります。
- 写真・動画・音楽
- 作成したファイル
- メールのデータ
- 顧客データ
- 機密データ
- 契約書などの重要データ
バックアップを取るのは、「失ってしまうと困るため」です。
違う言葉で説明すると、2度と手に入らないようなデータということ。
例えば、家族や友人、恋人などと撮影した写真や動画などのデータ。
自分が作成したファイル。
企業関連で言えば、顧客データ・機密データ・重要データなどです。
もしも、このようなデータを失ってしまえば、データを失うだけでなく企業としての信頼を失うことになります。
万が一に備えて日頃からこまめにバックアップをしておくことが重要です。
バックアップ方法は3種類
- フルバックアップ
- 差分バックアップ
- 増分バックアップ
バックアップを取る際には、容量などによって相応の時間がかかります。
フルバックアップとは、文字通りすべてのデータをバックアップとして取る方法です。
差分バックアップとは、前回フルバックアップ後に更新されたデータだけをバックアップする方法。
フルバックアップと比較するとバックアップにかかる時間が短縮されるのが魅力です。
増分バックアップとは、初回にフルバックアップを行い、2回目以降のバックアップでは前回の差分のみをバックアップしていく方法です。
データの転送量やバックアップにかかる時間は3つの中では最も短い方法となっています。
ただし、全体の復元が必要となった場合には、すべてのバックアップが正しく残っていなければ復元ができないことになるのです。
確実性という点では、フルバックアップを定期的に取ることをおすすめします。
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