【60代向け】スマホ教室選び完全ガイド!パソコン教室との違い・無料講座も徹底解説

「そろそろスマホデビューしたいけど、何から始めればいいの?」「スマホ教室ってどんなところ?パソコン教室とは違うの?」

もしあなたがそう考えているなら、この記事がきっと役に立ちます。近年、60代のスマホ利用率は約89%、70代でも80%を超え、SNS利用も60代で約8割、70代で約7割と、スマホはすでに多くのシニア層にとって身近な存在です。しかし、「もっと便利に使いたい」「家族や友人と繋がりたい」と思っても、どこでどう学べばいいか迷ってしまうことも多いでしょう。

このガイドでは、60代からのスマホ教室選びのポイントを徹底解説します。パソコン教室との違いや、無料で学べるお得な講座情報、さらにはあなたの目的別に最適なおすすめ学習法まで、具体的なニーズに合わせてご紹介します。安心してスマホを使いこなし、新しいデジタルライフを楽しみましょう!

60代のスマホ利用ニーズと目的別の講座選び

60代の方がスマートフォンを使いたい理由は多岐にわたります。主なニーズは「コミュニケーション」「健康管理」「娯楽」「利便性向上」に集中しており、これによって選ぶべき講座内容も変わってきます。

【60代の主なスマホ利用ニーズ】

  • 基本的な通話とメッセージ: 緊急時の連絡手段として、基本的な電話機能とテキストメッセージを最優先に求める方が多数です。
  • LINEやビデオ通話で家族とつながる: 60〜70代のLINE利用率は81%に達し、孫や家族とのビデオ通話(Zoomなど)のニーズが非常に高まっています。「LINEとZoomがあれば何でもできる」という声もよく聞かれます。
  • 写真撮影やSNSを楽しむ: 日常的な写真撮影や、趣味の写真をSNS(Instagramなど)で共有することを楽しむ方も増えています。脳トレアプリの活用なども人気です。
  • ネットショッピングやキャッシュレス決済に挑戦: Amazonでの買い物やQRコード決済、NISAなどの金融アプリ活用など、支払いやショッピングの便利さを求める方が増加傾向にあります。
  • 地図アプリや乗り換え案内を活用: 旅行や外出時のナビゲーションとして、Google Mapsなどの地図アプリで道案内や交通情報を利用し、移動を楽にしたいというニーズが強いです。
  • 健康管理アプリや趣味の情報を得る: 歩数計や血圧管理などの健康アプリ、ニュースやYouTubeでの趣味情報の検索など、健康維持や娯楽目的での活用が活発です。

(参考: NTTドコモ調査、ゲオホールディングスアンケート、総務省通信利用動向調査 2023年版)

ニーズに応じたおすすめ講座例

あなたの「スマホでできるようになりたいこと」に合わせて、最適な講座を選びましょう。

  • 電話・メッセージが中心: 携帯キャリア(ドコモ、au、ソフトバンク)の無料基本講座が最適です。通話設定やメッセージアプリの使い方を重点的に学べます。
  • LINE・ビデオ通話で繋がりたい: LINEに特化した講座や、家族とのビデオ通話のシミュレーションが含まれる講座がおすすめです。ソフトバンクの「コミュニケーションアプリ活用」などが該当します。
  • 写真撮影・SNSを楽しみたい: カメラ機能とSNSの活用に特化した講座が良いでしょう。auの「写真撮影と共有」のように、Instagram投稿の実践がある講座は、楽しみながら学べます。グループ形式で交流しながら学ぶのもおすすめです。
  • ネットショッピング・キャッシュレス決済: 自治体などが開催する「QRコードとオンラインショッピング」のような決済アプリ講座が安心です。セキュリティに関する注意点も学べるため、安全に利用できるようになります。
  • 地図・乗り換え案内を使いたい: 公民館などで開催される「地図アプリ活用」のようなナビゲーション講座が役立ちます。実際に外出シナリオを想定したハンズオン形式だと、より実践的に学べます。
  • 健康管理・趣味の情報を得たい: NPOなどが提供する「健康・趣味アプリ紹介」講座がおすすめです。歩数計アプリやYouTube検索などを組み合わせ、日常生活での活用を促進します。

スマホ教室とパソコン教室の「具体的な違い」を比較

「パソコンは習ったことがあるけど、スマホは違うの?」と疑問に思う方もいるでしょう。スマホ教室とパソコン教室は、似ているようで対象層や学習内容、操作体系が大きく異なります。この違いを理解することが、適切な教室選びの第一歩です。

項目スマホ教室の特徴パソコン教室の特徴違いのポイント
操作体系タッチ操作中心(指でスワイプ、ピンチ、タップ)。画面が小さく、直感的な動作。マウス/キーボード中心。クリックやタイピングが必要で、精密な動作。スマホは指の細かな動きやジェスチャーを意識。PCはキーボード入力の効率や正確性を重視します。シニア層にはスマホのタッチ操作が手軽に感じられることが多いです。
学習目的日常生活・コミュニケーション(LINE、写真、地図、ビデオ通話)。娯楽や健康管理が主です。仕事・趣味(Word/Excel、データ処理、プログラミング)。専門作業や資格取得向けです。スマホは「繋がる」「楽しむ」といった即時性のある日常ツール、PCは「作る」「処理する」といった生産性ツールとしての側面が強いです。
教える側が意識すべき点画面の大きさ・文字サイズ調整、指の力加減、視力低下への配慮。アプリの即時活用を重視。姿勢やキーボード配置、ソフトウェアの複雑さへの対応。長時間作業の疲労対策。スマホ教室は、高齢者の視力や指先の感覚を考慮し、大文字表示や簡単なジェスチャーから始めます。より「楽しく、気軽に」教える工夫が凝らされます。
料金体系・コース内容無料講座が多め(携帯キャリア、自治体)。短時間(1~2時間)でアプリ別に特化。オンライン受講も多い。有料コースが中心(月謝数万円)。長期(数ヶ月~)でOfficeスキルや資格取得が中心。通学固定型が多い。スマホ教室は低コストで柔軟な選択肢が多く、無料体験も豊富。PC教室は、より専門的なスキル習得への「投資」と位置づけられることが多いです。

このように、スマホ教室は「日常生活での活用」と「手軽さ」に重きを置いており、多くのシニア層にとって学びやすい設計になっています。パソコンの「シンプル版」としてスマホを学びたい方には、スマホ教室が断然おすすめです。

【2025年最新】無料で学べるスマホ教室・講座情報!

「スマホを学びたいけど、できるだけ費用は抑えたい」という方のために、2025年現在、無料で受講できるスマホ教室や講座が全国各地で充実しています。デジタルデバイド解消のための公的支援も増えていますので、ぜひ活用しましょう。

1. 地方自治体・公共施設が提供する無料スマホ講座

多くの市区町村が、高齢者向けにスマートフォンの基本操作からアプリ活用までを無料で教えています。住民向けのサービスなので、安心して参加できます。

  • 松戸市(千葉県): 集合型の「スマホ活用講座」を開催。行政サービスの利用方法なども含め、実際にスマホを操作しながら学べます。スマホ保有者が対象で、無料です。
  • 蒲郡市(愛知県): 「はじめてのスマホ教室」を定期開催。ガラケーとの違いや、電話・メール以外の便利な使い方を初心者向けに解説します。無料、要予約。
  • 長浜市(滋賀県): まちづくりセンターで「基本講座」と「応用講座」(LINE、地図など)を提供。市内在住者は無料で受講できます。
  • 北九州市(福岡県): 全市民センターでスマホ講座を開催。文部科学省の補助金を活用し、基本操作や安全な利用方法を教えています。
  • 東京都: 高齢者向けのマンツーマン相談会も実施。QRコードの読み取り方やアプリの活用法などを個別にサポートしてくれます。

【注意】これらの講座は2025年時点の情報に基づきますが、開催状況や内容は変更される可能性があります。必ず事前に各自治体の広報誌やウェブサイトで最新情報を確認してください。

2. 携帯キャリア(ドコモ・au・ソフトバンク)の無料スマホ教室

大手携帯キャリアは、全国の店舗で無料のスマホ教室を実施しています。契約しているキャリアを問わず参加できる場合も多く、シニア向けの内容が充実しています。

  • NTTドコモ スマホ教室: 無料で、初心者から上級者まで幅広いレベルに対応。基本操作、LINE、キャッシュレス決済、さらに60代向けの「安心・安全講座」もあります。オンライン(dアカウント)または店頭・電話で予約可能です。既存利用者も参加できます。ドコモスマホ教室(公式)
  • au スマホ教室: 無料でシニア向けの内容が中心。「基本の使い方」(電話、カメラ、地図)などを教えてくれます。店頭や電話で予約が必要で、既存利用者も参加可能です。グループ形式が多いです。
  • ソフトバンク スマホ教室: 無料で「スマホの便利な使い方」(アプリ、QRコード決済)などを学べます。ウェブ、電話、店頭で予約可能で、1回1〜2時間程度の講座です。

3. NPO・市民団体が開催する無料スマホ教室

地域密着型のNPOや市民団体も、無料または低価格でスマホ教室を開催しています。アプリの活用や地域コミュニティとの連携に力を入れていることが多いです。

  • ゆうやけ(NPO): 「はじめてのスマホ寺子屋」として、基本操作から電話のかけ方まで教えてくれます。資料の無料ダウンロードも可能です。
  • 北摂SITA(NPO): 自治会向けに「スマホ活用講座」(SNS、安全な利用法)などを提供。高槻市などと共催で無料開催されています。
  • Sonrisa(NPO): 「スマホ講座(アプリの使い方)」として、特定のアプリに特化した講座を健康講座の一環として無料で実施しています。

4. 図書館・公民館での無料講座

地域の図書館や公民館でも、スマホ初心者向けの講座や相談会が開催されています。貸出機を用意している場合もあり、気軽に体験できます。

  • 浜町公民館(船橋市): 「初心者向けスマホ講座」で、実際に触って体験できる機会を提供。Androidスマホの貸出機もあるので、スマホがなくても参加できます。
  • 芝久保公民館(西東京市): 「スマホの安全な使い方」として、QRコードやGoogle Lensの活用法などを複数回にわたって無料で教えています。
  • 中央公民館(川越市): 「スマホの基本とLINE体験」講座を開催。貸出機を使用し、家族との連絡手段としてのLINE活用を重視した内容です。

5. オンラインで学べる無料スマホ講座(YouTubeなど)

自宅で自分のペースで学びたい方には、YouTubeなどの無料オンライン動画も非常に有効です。視覚的に分かりやすく、何度でも見返せるのがメリットです。

  • 「スマ校」(YouTubeチャンネル): 初心者・シニア向けに、電源のオンオフから基本操作まで丁寧に解説されています。無料オンラインレッスンや印刷資料も提供されています。
  • 「スマホ初心者向け」(YouTube): 電源、メール、カメラなど、スマホの7つの基本操作を学べます。出張講座と連動している場合もあります。
  • 「シニアのためのスマホ講座」(YouTube): LINE入門や健康アプリの活用法などを解説。終活サポートなどと連携したチャンネルもあります。
  • Udemy / ストアカ: 一部の講座で無料トライアルや無料セミナーが提供されており、アプリのダウンロード方法や地図アプリの使い方などを試すことができます。

スマホ教室の種類と失敗しない選び方のポイント

スマホ教室には様々なタイプがあります。あなたの学習スタイルや希望に合わせて、最適な教室を選ぶためのポイントをご紹介します。

学習形式で選ぶ:マンツーマン vs グループ指導

形式メリットデメリット
マンツーマン指導
  • 個別のニーズに徹底対応(例: 特定アプリの深掘り)
  • 質問しやすく、自分のペースで学習できる
  • 高齢者の方でも安心して細かく学べる
  • 料金が高い傾向(有料の場合、30分1,000円〜5,000円程度)
  • 予約競争が激しい場合がある
  • 他の学習者との交流が少ない
グループ指導
  • 安価または無料の講座が多い
  • 仲間と交流でき、モチベーションアップに繋がる
  • 基本的な内容を共有しながら学べる
  • 個人のペースに合わせにくい、質問しにくい場合がある
  • 学習レベルの差が出やすい
  • 特定のニーズに深くは対応できない

場所で選ぶ:通学型 vs 出張型(訪問サポート)

形式メリットデメリット
通学型
  • 教室の設備が充実(貸出機ありなど)
  • 定期的なスケジュールで学習習慣がつきやすい
  • 立地が良いと通いやすい
  • 教室までの通学手間(交通費、時間)
  • 固定された日時で柔軟性が低い場合がある
出張型(訪問サポート)
  • 自宅でリラックスして学習できる
  • 移動不要で、個別の状況に合わせた指導が可能
  • 携帯キャリアやNPOで無料オプションがあることも
  • 有料の場合、料金が割高になることも
  • 講師の移動範囲が限定される場合がある
  • プライバシーへの配慮が必要

スマホ教室選びのチェックリスト

実際に教室を選ぶ際は、以下のポイントを確認しましょう。

  • 料金: 無料か有料か。有料の場合、総額でいくらかかるのか(教材費など含む)。
  • 立地・アクセス: 自宅から通いやすいか、またはオンライン受講が可能か。通学型なら交通アクセスも重要です。
  • 雰囲気・講師: 体験レッスンなどを利用し、講師の人柄や教え方、教室の雰囲気が自分に合っているかを確認しましょう。専門用語を避け、ゆっくり丁寧に教えてくれるかがポイントです。
  • サポート体制: 質問への対応(電話・オンラインなど)、アフターフォロー、貸出機の有無などを確認。
  • 対応機種: 自分の持っているスマホ(Android/iPhone)に対応した講座か。
  • 内容の適合: 自分の学びたい内容(LINE、地図アプリなど)がカリキュラムに含まれているか。
  • 口コミ・評判: 実際に通った人の体験談(SNSやウェブサイト)を参考にしましょう。「楽しく学べた」「分かりやすかった」といった声が多い教室は安心です。

【アドバイス】
多くの教室やキャリアショップで無料体験や相談会を実施しています。これらを積極的に活用し、実際に足を運んでみることで、ミスマッチを防ぎ、自分にぴったりの教室を見つけることができます。

学習後の活用例とモチベーション維持のヒント

スマホを使いこなせるようになると、生活は格段に豊かになります。具体的な活用例をイメージし、学習のモチベーションを維持しましょう。

スマホ活用で広がる世界

  • 家族との絆が深まる: 孫とビデオ通話で顔を見ながら話せる、LINEで写真やメッセージを気軽に送れるようになります。
  • 趣味の世界が広がる: 旅行先で撮った写真をSNSに投稿して友人や家族と共有したり、YouTubeで好きな動画や趣味の情報をいつでも楽しめます。推し活など、新しい楽しみを見つける方もいます。
  • 外出がもっと自由に: 地図アプリで道に迷うことなく目的地にたどり着ける、乗り換え案内で公共交通機関の利用がスムーズになります。
  • 暮らしが便利に: キャッシュレス決済でスマートに買い物ができたり、Zoomで遠方の友人や趣味仲間とオンラインで交流できたりします。
  • 健康管理をサポート: 歩数計アプリで運動量を記録したり、血圧管理アプリで日々の健康状態を記録したりと、健康維持に役立てられます。

スマホ学習を続けるためのモチベーション維持のヒント

  • 「焦らない」「少しずつ慣れる」: 一度に全てを覚えようとせず、1日1機能や1アプリから試してみましょう。失敗は「学び」の機会と捉え、気にしないことが大切です。
  • 「楽しく活用する」ことを意識: 家族や友人と一緒にスマホを使ってみる、成功体験(例: LINEで初めて写真を送れた!)を共有するなど、楽しいと感じる工夫を取り入れましょう。
  • 具体的な目標設定: 「〇〇さんとビデオ通話ができるようになる」「次の旅行で地図アプリを使ってみる」など、具体的な目標を設定すると継続しやすくなります。
  • サポートを積極的に活用: 家族や友人に教えてもらうだけでなく、教室の質問対応や地域の相談窓口など、困った時に頼れる場所を確保しておきましょう。SNSで他のシニア層の「まだイケる!」といったポジティブな投稿に励まされることもあります。

まとめ:60代からのスマホデビュー、今がチャンス!

60代からのスマホデビューは、決して遅くありません。むしろ、これからのデジタル社会を豊かに生きるための大きな一歩です。

スマホ教室は、あなたの学習目的やスタイルに合わせて、無料のキャリア講座や自治体の講座、NPOの活動、そしてオンライン動画など、多様な選択肢があります。パソコン教室とは異なるスマホならではの操作感や、日常生活に直結する活用術を、あなたに合ったペースで学びましょう。

この記事が、あなたが安心してスマホ学習を始め、新しい「繋がり」や「楽しみ」を見つけるための一助となれば幸いです。もし、さらに詳しい情報や個別の相談が必要な場合は、お気軽にパソコン教室ナビをご利用ください。

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