「パスワードを何度も忘れてしまう」「同じパスワードを使い回してしまっている」と困っていませんか? 実は、パスワード使い回しは80%以上の方がやっているという調査結果がありますが、非常に危険な行為です。一つのサービスから情報が漏れると、芋づる式に他のサービスも被害に遭う可能性があります。 この記事では…
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7-Zipは危険?削除すべき?脆弱性と偽サイト問題の正しい対処法
- 公開日:2026/2/18
- 最終更新日:
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「7-Zipは危険だから削除した方がいい」——そんな情報をネットで見かけて、不安に思っていませんか?
結論から言うと、7-Zipそのものが危険なソフトというわけではありません。実際に問題になっているのは、古いバージョンに存在した脆弱性(セキュリティ上の弱点)と、偽のダウンロードサイトの2つです。この2つが混同されて「7-Zip=危険」という誤解が広まってしまいました。
この記事では、7-Zipの何が本当に危険で、何をすれば安全に使い続けられるのかを、パソコン超初心者が最初に覚えるべき基本操作ガイドを読んでいるような方にも伝わるよう、わかりやすく整理しました。パソコン教室の先生・スタッフの方にも役立つ情報を含んでいます。
「7-Zipは削除すべき」は誤解|正しい対処は”更新”
「危険だから削除」が広まった背景
2025年から2026年にかけて、7-Zipに関するセキュリティ上の問題がニュースで報じられました。これを見た方が「7-Zipは危険なソフトだ」と受け取り、SNSやブログで「削除した方がいい」という情報が広まったのが実情です。
しかし、報じられた脆弱性はすでに修正済みです。古いバージョンを使い続けなければ問題ありません。つまり、正しい対処は「削除」ではなく「更新(アップデート)」です。
他のソフトでも脆弱性は日常的に見つかっている
「脆弱性が見つかった=危険なソフト」と考えてしまいがちですが、実はWindowsやGoogle Chrome、Microsoft Officeといった有名なソフトウェアでも、脆弱性は定期的に発見・修正されています。
大切なのは、脆弱性が見つかったときにすぐ修正版が提供され、ユーザーが更新できるかどうかです。7-Zipも脆弱性に対する修正版をリリースしており、この点は他のソフトと変わりません。
💡 脆弱性は「家のカギの不具合」のようなもの
脆弱性が見つかるのは、家のカギに不具合が見つかるようなものです。不具合があれば「カギを交換する(=ソフトを更新する)」のが正しい対処であり、「家を壊す(=ソフトを削除する)」必要はありません。カギさえ直せば、安心して住み続けられます。
7-Zipで実際に問題になった2つのリスク
リスク①|古いバージョンの脆弱性(CVE-2025-0411ほか)
7-Zipの古いバージョンには、複数の脆弱性が確認されています。
1つ目は、二重に圧縮されたファイルを開くと、Windowsのセキュリティ保護機能(Mark-of-the-Web)がバイパスされてしまう問題です。この脆弱性はウクライナの組織を標的としたサイバー攻撃で実際に悪用されたことが報告されています(Security NEXT)。この問題はバージョン24.09で修正されました。
2つ目は、ZIPファイル内のシンボリックリンク(ファイルの参照情報)の処理に起因する脆弱性で、悪意のあるファイルを通じて任意のコードが実行される可能性がありました。こちらはバージョン25.00で修正されています。
⚠️ 「細工されたファイルを開くと危険」がポイント
これらの脆弱性は、攻撃者が特別に細工した圧縮ファイルを開いた場合に悪用される可能性があるものです。7-Zipをインストールしているだけで自動的に攻撃されるわけではありません。ただし、古いバージョンのまま使い続けるのは避けてください。
リスク②|偽ダウンロードサイトの存在(2026年1月・IIJ注意喚起)
もう一つの深刻な問題が、偽のダウンロードサイトです。7-Zipの公式サイトは「7-zip.org」ですが、非公式サイト「7zip.com」のWindows版ダウンロードリンクが、2026年1月にマルウェア(悪意のあるプログラム)入りのインストーラに差し替えられていたことが確認されました。
このマルウェアは「hero.exe」というファイル名で、SYSTEM権限(パソコンの最高権限)で自動起動するという非常に危険なものです。セキュリティ企業のIIJが注意喚起を行っています(IIJ wizSafe Security Signal)。
7-Zipをダウンロードする際は、必ずURLが「7-zip.org」であることを確認してください。
7-Zipに自動更新機能がない点にも注意
WindowsやChromeは自動的に最新版へ更新されますが、7-Zipにはこの自動更新機能がありません。そのため、ユーザー自身が定期的に公式サイトを確認し、手動で更新する必要があります。古いバージョンを何年も使い続けている方が多いのは、この仕組みが原因です。
今すぐやるべき3つの安全対策
ここからは、具体的にやるべきことを3つのステップで説明します。パソコンの操作に不慣れな方でも順番通りに進めれば大丈夫です。Windows初心者必見!作業効率が2倍になるショートカットキー30選と合わせて、パソコン操作に慣れていきましょう。
ステップ1|自分の7-Zipのバージョンを確認する
まずは、お使いの7-Zipのバージョンを確認しましょう。
- スタートメニューから「7-Zip File Manager」を開く
- 画面上部のメニューから「ヘルプ」→「7-Zipについて」をクリック
- 表示されたウィンドウでバージョン番号を確認する
バージョンが25.00より前(例:23.01、24.08など)の場合は、脆弱性が修正されていない可能性があります。次のステップで最新版に更新してください。
ステップ2|公式サイト(7-zip.org)から最新版をインストールする
7-Zip公式サイト(7-zip.org)から最新版をダウンロードしてインストールします。
- ブラウザでhttps://www.7-zip.org/ にアクセスする
- 「Download」の一覧から、お使いのWindowsに合ったバージョン(64ビット版が一般的)の「.exe」をクリック
- ダウンロードしたファイルを実行し、画面の指示に従ってインストール
既に7-Zipがインストールされている場合でも、上書きインストールされるため、設定や関連付けはそのまま引き継がれます。事前にアンインストールする必要はありません。
公式サイトの見分け方チェックリスト
- URLが「7-zip.org」であること(「7zip.com」ではない)
- サイトのデザインが非常にシンプル(公式の特徴です)
- 検索結果で「広告」と表示されているリンクは避ける
また、パスワード管理を含むセキュリティ対策全般については、初心者向けパスワード管理の基本とおすすめツールもぜひ参考にしてください。
ステップ3|偽サイトから入手していないかチェックする
過去に「7zip.com」など非公式サイトからダウンロードした可能性がある場合は、以下の方法でマルウェアが仕込まれていないかを確認できます。
- エクスプローラーで C:\Windows\SysWOW64 を開き、「hero」という名前のフォルダがないか確認する
- キーボードの Windowsキー + R を押し、「services.msc」と入力してEnter。サービス一覧で「Helper Service」という名前のサービスがないか確認する
⚠️ heroフォルダやHelper Serviceが見つかった場合
該当するフォルダやサービスが見つかった場合は、偽サイトのマルウェアに感染している可能性があります。お使いのセキュリティソフト(Windows Defenderを含む)でフルスキャンを実行してください。状況が改善しない場合は、パソコンの初期化を検討する必要があるかもしれません。
7-Zipが不要な人・代替手段という選択肢
Windows 11は.7z形式にも標準対応している
Windows 11では、バージョン22H2以降で.7z、.tar、.gz形式などの解凍(展開)に標準対応しています。さらに24H2以降では、これらの形式での圧縮(作成)にも対応しました。ZIPファイルの圧縮・解凍だけが目的であれば、もともとWindowsの標準機能で対応できます。
つまり、基本的な圧縮・解凍しか使わない方であれば、7-Zipがなくても困らない場合があります。パソコンの基礎知識についてはパソコン初心者の基礎知識完全ガイドも参考になります。
7-Zipを使い続けるメリットと代替ソフト
一方で、7-Zipには以下のようなメリットがあります。
| 機能 | 7-Zip | Windows標準 |
|---|---|---|
| パスワード付き圧縮 | 対応(AES-256暗号化) | 非対応 |
| 高圧縮率 | LZMA2など高圧縮アルゴリズム対応 | 標準圧縮のみ |
| 対応形式の多さ | ZIP, 7z, RAR, TAR, GZなど多数 | ZIP, 7z, TAR, GZなど(22H2以降で解凍、24H2以降で圧縮も対応) |
| 料金 | 無料 | 無料(OS標準) |
パスワード付きの圧縮ファイルを作成したい方や、高い圧縮率が必要な方は、7-Zipを使い続ける価値があります。
7-Zip以外の代替ソフトとしては、Explzh(個人利用は無料)やBandizipなどがあります。どちらも日本語に対応しており、圧縮・解凍の基本機能は十分です。
7-Zipを普段使っていない、または不要だと感じるなら、削除しても問題ありません。削除してもWindowsの基本的なファイル操作に支障はありません。
パソコン教室や職場のPCに7-Zipが入っている場合の対応
まずバージョンの一括確認を
パソコン教室や職場では、複数のPCに古いバージョンの7-Zipがインストールされたまま放置されているケースが少なくありません。教室のPCでも、まずは各PCの7-Zipのバージョンを確認しましょう。
PCの台数が多い場合は、コマンドプロンプトで以下のコマンドを実行すると、バージョンを素早く確認できます。
"C:\Program Files\7-Zip\7z.exe"
引数なしで実行すると、先頭行にバージョン番号が表示されます。25.00より前であれば更新が必要です。
管理者権限がない場合の対処
職場や教室のPCでは、ソフトのインストールやアンインストールに管理者権限が必要で、自分では操作できないことがあります。その場合は、IT管理者やパソコン教室の管理担当者に更新を依頼しましょう。
依頼する際は、以下の情報を伝えると対応がスムーズです。
- 「7-Zipに脆弱性が見つかっており、最新版への更新が推奨されている」こと
- 現在インストールされているバージョン番号
- 公式サイト(7-zip.org)のURL
よくある質問(FAQ)
7-Zipを削除したらZIPファイルが開けなくなりますか?
いいえ、ZIPファイルはWindowsの標準機能で開けます。ただし、.7z形式のファイルを日常的に扱っている場合は、7-Zipまたは対応ソフトが必要です。削除する前に、.7z形式のファイルがないか確認しておくと安心です。
7-Zipの自動更新ができないのはなぜですか?
7-Zipは、開発者のIgor Pavlov氏が個人で開発・提供しているオープンソースソフトウェアです。自動更新の仕組みは現時点では実装されていません。そのため、定期的に公式サイト(7-zip.org)を確認して手動で更新する習慣をつけることが大切です。
Macやスマホにも7-Zipの問題は関係ありますか?
7-ZipはWindows用のソフトウェアです。MacやiPhone、Androidスマートフォンには直接インストールできないため、今回の脆弱性の影響を受けることはありません。ただし、偽サイトからの不審なダウンロードには、どのデバイスでも注意が必要です。セキュリティの基本的な考え方は、シニア向けLINE入門|安全な使い方・詐欺対策でも紹介しています。
7-Zipの公式サイトが古臭く見えるけど本物?
本物です。7-Zipの公式サイトは非常にシンプルなデザインですが、これが公式の特徴です。むしろ見栄えの良いサイトのほうが偽サイトである可能性があります。URLが「7-zip.org」であることを必ず確認してください。
パソコン教室で7-Zipを使い続けても大丈夫ですか?
最新版に更新し、公式サイトからダウンロードしたものであれば問題ありません。教室の運用ルールとして「半年に1回は7-Zipのバージョンを確認する」といった項目を加えておくと、安心して使い続けられます。
まとめ:7-Zipの安全な使い方
この記事では、「7-Zipは危険だから削除すべき」という情報の真偽を検証し、正しい対処法を解説しました。
- 7-Zipは「削除すべき危険なソフト」ではない:脆弱性はすでに修正済みであり、最新版に更新すれば安全に使い続けられます
- 古いバージョン(25.00より前)には既知の脆弱性がある:「ヘルプ」→「7-Zipについて」でバージョンを確認し、古い場合は最新版へ更新してください
- ダウンロードは必ず公式サイト(7-zip.org)から:非公式サイト「7zip.com」からのダウンロードはマルウェア感染のリスクがあります
- 偽サイト経由の可能性がある場合はチェックを:C:\Windows\SysWOW64のheroフォルダ、サービス一覧のHelper Serviceを確認してください
- 不要であれば削除しても問題なし:Windows 11は多くの圧縮形式に標準対応しています
ソフトウェアのセキュリティ対策は「怖いから削除する」ではなく「正しく更新して使う」が基本です。7-Zipに限らず、お使いのソフトを最新の状態に保つ習慣を身につけましょう。
パソコンの学習を体系的に進めたい方は、パソコンの勉強で何から始める?おすすめ学習順序もぜひご覧ください。

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